前回の記事では、十干の中でも
「木」のタイプである
甲(こうぼく) と 乙(おつぼく)
についてお話ししました。
甲は、大きな樹木のように
まっすぐ伸びる人。
乙は、草花のようにまわりに
合わせながら伸びる人。
同じ「木」でも、あらわれ方は
まったく違いました。
では、今回のテーマである
「火」はどうでしょうか。
火と聞くと、明るい、情熱的、
元気、目立つ。
そんなイメージを持つ人も
多いかもしれません。

でも算命学では、同じ火でも2つの
タイプに分かれます。
それが、
丙(へいか) と 丁(ていか)
です。
丙は、太陽のような火。
丁は、ろうそくや灯火の
ような火。
どちらも人を照らす力を
持っています。
でも、その照らし方が
まったく違うのです。
今回は、十干の中の火の
タイプ、丙と丁 について、
初心者にもわかりやすく
お話ししていきます。
なぜ、同じ「火」でも性格が違うのか?
あなたのまわりに、こんな人は
いませんか。
そこにいるだけで場が明るく
なる人。
話していると、こちらまで元気に
なれる人。
思っていることが顔に出やすく、
裏表が少ない人。

一方で、こんな人もいます。
静かだけれど、なぜか心が落ち着く人。
人の気持ちの変化にすぐ気づく人。
表には出さないけれど、内側に強い
思いを持っている人。

どちらも「火」の性質を持っています。
でも、太陽の光と、ろうそくの灯り
が違うように、同じ火でも、まわりへ
の伝わり方は違います。
算命学では、五行に「陰」と「陽」
の考え方が加わります。
火の陽が、丙。
火の陰が、丁。
丙は、大きく明るく照らす火。
丁は、小さく深く照らす火。
つまり、丙と丁の違いは、
どんなふうに人を照らすのか
の違いなのです。

ここを知ると、自分や身近な人の
見え方が少し変わってきます。
「あの人は目立ちたがりなのではなく、
太陽のように表に出る力があるのかも
しれない」
「あの人は暗いのではなく、静かに
心を照らす灯火のような人なのかも
しれない」
そう見えるようになると、人間関係
も少し楽になります。
丙とは?太陽のように明るく照らす人
丙は、自然界でたとえると太陽です。
太陽は、誰か一人だけを照らす
のではなく、広く、大きく、
みんなを照らします。
そのため、丙の人は明るく、
表現力があり、まわりに元気を
与える力を持っています。

自分では普通にしているつもりでも、
まわりから見ると、
「いるだけで明るくなる」
「話すと元気をもらえる」
「考えていることがわかりやすい」
と思われることもあります。
丙の人は、細かいことをじっくり
考えるより、大きな流れを見て動く
方が得意です。
迷って立ち止まるより、まず動いて
みる。
考えすぎるより、やってみる。
そんな勢いがあります。
だから、人前に立つこと、伝えるこ
と、発信すること、人を元気にする
ことに向きやすいタイプです。
ただし、太陽の光が強すぎると、
まぶしく感じることがあるように、
丙の人の明るさや勢いが、時に
まわりを圧倒してしまうこともあり
ます。
悪気はなくても、思ったことを
すぐ言ってしまう。
気分が顔に出やすい。
熱しやすく冷めやすい。

そんな面が出ることもあります。
丙の人に大切なのは、
自分の明るさを消すことでは
ありません。
大切なのは、
その明るさを、誰かを照らすために
使うこと です。
自分だけが目立つのではなく、
まわりの人も元気になるように
光を使う。
それができると、丙の魅力は
とても大きな力になります。
丁とは?灯火のように心を照らす人
丁は、自然界でたとえると灯火です。
ろうそくの火、ランプの灯り、
たき火の小さな炎。
丙のように大きく照らす火では
ありません。
でも、暗い場所にぽっと灯る火は、
人の心を安心させてくれます。
丁の人は、静かに人の心を照らす
力を持っています。
派手に目立つタイプではないかも
しれません。
でも、人の気持ちに敏感で、
細やかな変化に気づきやすい人です。

「この人、今日は少し元気がないな」
「本当は無理して笑っているのかも
しれない」
「言葉にはしていないけれど、
何か抱えていそう」
そんなふうに、人の内側を感じ取る
力があります。
また、丁の人は内側に強い情熱を
持っています。
外から見ると穏やかでも、
心の中では深く考えていたり、
強いこだわりを持っていたりします。

だから、文章を書くこと、作品を
作ること、相談に乗ること、
人の心に寄り添うことに向きやすい
タイプです。
ただし、灯火は風に揺れやすいもの
です。
丁の人も、まわりの言葉や態度に
影響を受けやすく、傷ついたり、
不安になったりしやすい面があり
ます。
考えすぎてしまう。
感情をため込んでしまう。
本音を言えずに我慢してしまう。

そんなこともあるかもしれません。
丁の人に大切なのは、
自分の繊細さを責めないことです。
繊細だからこそ、気づけることが
あります。
感じやすいからこそ、人の心に
寄り添えます。
丁の火は、大きく燃えなくてもいい
のです。
誰か一人の心を、そっと照らす。
それだけでも、とても大きな役割
なのです。
丙と丁の違いを日常でどう活かすか
丙と丁の違いがわかると、
仕事や人間関係でも自分の活かし方
が見えてきます。
丙の人は、人前で伝えることや、
場を明るくすることに向いています。
たとえば、
人に説明する。
アイデアを出す。
イベントを盛り上げる。
発信する。
新しいことに挑戦する。

こうした場面で力を発揮しやすい
です。
ただし、勢いがある分、
相手がついてきているかを確認する
ことも大切です。
「私はこう思う」だけで進める
のではなく、
「相手はどう感じているかな」と
一度立ち止まる。
それだけで、丙の明るさはもっと
人に届きやすくなります。
一方、丁の人は、深く関わることや、
心を扱うことに向いています。
たとえば、
相談に乗る。
文章で思いを伝える。
作品を作る。
人の本音をくみ取る。
小さな変化に気づいて支える。

こうした場面で力を発揮しやすい
です。
ただし、感じ取る力が強い分、
相手の感情まで背負いすぎないこと
が大切です。
「相手のために」と思いすぎて、
自分が疲れてしまうこともあります。
丁の人は、心の火を守る時間が
必要です。
一人になる時間。
感じたことを言葉にする時間。
安心できる人に話す時間。
それがあることで、丁の灯りは
消えずに長く続きます。

丙は、広く照らす火。
丁は、深く照らす火。
どちらが良い、悪いではありません。
太陽には太陽の役割があり、
灯火には灯火の役割があります。
自分に合わない輝き方をしようと
すると、苦しくなります。
丙の人が、光を隠しすぎると苦しく
なる。
丁の人が、無理に太陽のように
目立とうとすると疲れてしまう。
大切なのは、
自分に合った火の使い方を知ること
です。

いますぐできる、自分の火の見つけ方
ここまで読んで、あなたはどちらの
火に近いと感じましたか。
丙の要素がある人は、こんな特徴が
出やすいです。
人と会うと元気が出る。
思ったことが顔や言葉に出やすい。
明るいと言われることが多い。
場の空気を変えることがある。
じっと考えるより、まず動きたい。

一方で、丁の要素がある人は、こんな
特徴が出やすいです。
人の気持ちに敏感。
一人で考える時間が必要。
本音をすぐには出さない。
静かだけれど、内側に強い思いがある。
誰かの小さな変化に気づきやすい。

もちろん、本当の日干は生年月日
から命式を出して確認します。
でも、まずは身近な人を思い浮かべ
ながら、
「この人は太陽のような人かな」
「この人は灯火のような人かな」
と見てみるだけでも、算命学は
ぐっと面白くなります。
そして何より、自分を見る目が少し
やさしくなります。
明るく振る舞えない自分を責めなく
てもいい。
目立てない自分を小さく見なく
てもいい。
勢いがある自分を抑え込みすぎなく
てもいい。
感じすぎる自分を弱いと思わなく
てもいい。

人には、それぞれの火があります。
大きく照らす人。
静かに照らす人。
どちらも、人をあたためる大切な
力です。
あなたの火は、どんなふうに人を
照らしているでしょうか。
この記事を最後まで読んでくださったあなたへ
この記事は「十干」の一般的な特徴
をお伝えしました。
でも実際には、
あなた自身がどのタイプに近いのか
によって、向いている働き方や強み
は変わります。
そこで作ったのが、
『40のチェックでわかる あなたが
一番輝ける働き方』BOOK
です。
読み終えたあと、
「だから私は仕事で悩んでいたんだ」
という気づきにつながる内容になっ
ています。
公式LINEで
「診断」
と送っていただくと、無料でお受け
取りいただけます🌿

ご質問やご相談も、
お気軽にメッセージください。
次回は?
木は、伸びる力。
火は、照らす力。
では、その火が燃えたあと、
物事を受け止め、形にしていく力
とは何でしょうか。
次回は、十干の中の「土」のタイプ
戊(ぼど) と 己(きど) について
お話しします。
戊は、山のようにどっしりした人。
己は、田畑のように人を育てる人。
同じ土でも、またまったく違う性質
があります。
あなたのまわりにいる、なぜか安心
できる人。
いつも人を支えている人。
もしかすると、その人は「土」の
性質を持っているかもしれません。
次回も、初心者の方にわかりやすく
お話ししていきます。
お楽しみに!


