これまで、十干の甲から癸までを
一つずつ見てきました。
「これ、私に少し当てはまるかも」
「だから私は、この場面で疲れやす
いのかな」
そんな気づきがあった方もいるかも
しれません。
でも、自分の性質を知っただけでは、
毎日はすぐに変わりません。
大切なのは、その性質を仕事や人との
関わりの中で、どう使っていくかです。
今回のブログでは、十干で見えてきた
自分らしさを、毎日の生き方に生かす
方法を考えていきましょう。

なぜ、自分らしさを仕事や人間関係に生かすことが大切なの?
仕事がつらいとき、私たちはつい、
「もっと頑張らなきゃ」
「みんなと同じようにできなきゃ」
「私の努力が足りないのかも」
と思ってしまいます。
けれど、がんばっているのに苦しい
原因が、努力不足とは限りません。
自分の得意なやり方と、今いる場所
で求められるやり方が合っていない
こともあります。
たとえば、人と話すことで元気が出
る人が、一日中ほとんど会話のない
仕事を続けたら、力を出しにくくな
ります。

反対に、一人でじっくり考えるのが
得意な人が、いつも急いで答えを求
められる場所にいたら、心がすり減
ってしまうでしょう。

人には、それぞれ自然にできること
があります。
前に立って道を作る人。
周りを見ながら人をつなぐ人。
場を明るくする人。
細かな変化に気づく人。
責任を持って守る人。
人を育てる人。
困ったことを解決へ進める人。
よりよい形に整える人。
新しい世界を広げる人。
そっと人の心に寄り添う人。
どの力が上で、どの力が下というこ
とはありません。
自分に合わない役を無理に続けるよ
り、自分の力が生きる場所や役割を
選ぶこと。
それが、40代・50代からの仕事や人
間関係を、少し楽にする大切な考え
方です。

なにを知れば、自分らしく生きやすくなるのか?
十干は、あなたの中にある
「力の使い方のくせ」
を教えてくれます。
甲は、自分で道を切り開く力。
乙は、相手に合わせながら育ってい
く力。
丙は、人を明るくし、前へ進ませる
力。
丁は、小さなことに気づき、深く考
える力です。

戊は、どっしりと支え、守る力。
己は、学校の先生のように、人を育
てる力。
庚は、迷いを断ち切り、行動する力。
辛は、細かな部分を磨き、よりよく
する力です。

壬は、新しい情報や世界を広げる力。
癸は、人の気持ちを感じ取り、そっと
支える力です。

本来の十干は、生年月日から読み取
ります。
ただ、これまでの記事を読んで「今
の自分に近い」と感じた十干にも、
今のあなたを理解するヒントがあり
ます。
大切なのは、「私は○○だから、これ
しかできない」と決めることではあり
ません。
「私は、どんな時に力が出るのだろう」
「どんなやり方なら、無理をしすぎず
にすむのだろう」
そう考えるために、十干を使ってく
ださい。

自分を変えるためではなく、自分を
大切に扱うために知る。
それが、十干を学ぶ一番の意味です。
どうやって、仕事や人間関係に生かせばいいのか?
まずは、自分が一番自然にできる役
割を見つけてみましょう。
甲や庚のように、決める・始める・
前へ進めることが得意なら、企画の
最初の一歩や、止まっている仕事を
動かす役で力を出しやすいでしょう。

乙や己、癸のように、周りを見て支
えることが得意なら、相談役、調整
役、後輩を育てる役に向いています。
人のために動く力は、立派な才能です。
丙のように人と関わることで元気が
出る人は、接客、説明、広報、チー
ムを明るくする役で魅力が出ます。

丁や辛のように、丁寧に見直したり、
言葉や見た目を整えたりすることが
得意な人は、確認、事務、文章、資
料づくりなどで信頼されます。
戊は、急な変化よりも、責任を持っ
て続けられる場所で安心感を与えま
す。

壬は、新しい知識を集めたり、いろ
いろな人とつながったりすることで、
次の道を見つけやすい人です。
人間関係でも同じです。
相手に合わせすぎて疲れるなら、す
べてを引き受けなくて大丈夫です。
自分の意見を強く言いすぎてしまう
なら、相手の考えを一度聞いてみる。
一人で抱え込みやすいなら、「少し
手伝ってもらえますか」と短く伝え
る。

自分の力を消すのではなく、使いす
ぎない形を探すこと。
それが、自分らしさを長く生かすコ
ツです。
今日からできること
今日一日の終わりに、ノートやスマ
ホへ次の3つを書いてみてください。
1.今日、自然にできたこと
2.今日、無理をしたこと
3.明日、自分らしくできそうな
小さな行動

たとえば、
「同僚の話をゆっくり聞けた」
「頼まれた仕事を断れず、予定が
苦しくなった」
「明日は一つだけ、自分で抱えずに
相談する」
このように、短い言葉で十分です。
続けていくと、「人を支える時は元
気なのに、急かされると疲れる」な
ど、自分のくせが見えてきます。
そこに、これからの働き方や人との
距離を変えるヒントがあります。

自分らしさは、特別な才能を見つけ
ることではありません。
すでに自分の中にある力を、無理な
く使えるようにすることです。
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次回は?
次回は、十干と並んで算命学の大切
な土台となる「十二支」について学
んでいきましょう。
子・丑・寅・卯……。よく知ってい
る言葉の中にも、自分を知るための
新しいヒントが隠れています。


